あどせんす!

2009年12月31日木曜日

特集:FF13、PS3国内初ミリオン 延べ1000人動員、超大作誕生の裏側

特集:FF13、PS3国内初ミリオン 延べ1000人動員、超大作誕生の裏側

 最先端のCGで壮大なドラマが楽しめる「ファイナルファンタジー13」(C)2009 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA
 最先端のCGで壮大なドラマが楽しめる「ファイナルファンタジー13」(C)2009 SQUARE ENIX CO.,LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA

 17日に発売されたゲーム「ファイナルファンタジー13」(スクウェア・エニックス)は、制作期間5年、延べ約1000人のスタッフを投入し、家 庭用ゲーム機「プレイステーション(PS)3」の高精細な映像表現で、壮大なドラマを描いた。発売初日で100万本を販売、PS3ソフトの国内初ミリオン を達成、シリーズ計9200万本を出荷している人気シリーズの最新作の魅力に迫った。【河村成浩】

 「FF」の愛称で親しまれている同シリーズの第1作は87年、ゲームメーカー「スクウェア」(当時)が、苦しい状況の中で、「最後の夢」という意 味を込めて世に送り出した。当時は「ドラゴンクエスト」(エニックス=当時)が人気で、多くのメーカーがRPGを開発しながら、伸び悩んでいたが、 「FF」は、ドラマチックな演出が人気となり、50万本のヒットを記録した。その後もドラマ性を追求し、「ドラクエ」と肩を並べる人気作品へと成長して いった。「FF7」や「FF10」では、PS、PS2といったゲーム機本体の普及にも貢献。「FF13」でも、発売週のPS3本体販売数が前週の3・5倍 となる過去最高の約25万台(エンターブレイン調べ)を記録した。

 シリーズの特徴であるCGは、さらに磨きがかかった。キャラクターの髪の毛の1本1本や、澄んだ瞳、なめらかな肌などはもちろん、かすんだ地平線 まで見える大地、超巨大な敵などを、ハイビジョン対応のPS3ならではのリアルでスケールの大きな表現で描き出している。キャラクターが宙返りをして敵の 中に飛び込んで、次々となぎ倒していく動きなど映画のような激しいアクションも展開される。

 主人公は、「ライトニング」と呼ばれる謎の女性だ。天空に浮かぶ楽園「コクーン」は人類の守護者「ファルシ」の祝福で繁栄していたが、下界「パル ス」から訪れた、人類を憎むファルシののろいで、その平和が打ち破られる。人々が次々に魔性の先兵に変えられていく中で、「ルシの烙印(らくいん)」を刻 まれた主人公たちが、世界を守るために立ち上がる、というストーリー。過酷な運命を背負わされた主人公をはじめ、それぞれのキャラクターのドラマも丁寧に 描かれている。

 戦闘システムも進化した。「FF13」は、ボタン一つで「攻撃」や「回復」などに特化した形態に切り替えられるので、敵の弱点を見抜いて、戦況を判断し、うまく戦えば敵の体勢を崩して一気に大きなダメージを与えることもできる。

 戦闘で苦戦が続くと能力を底上げるアイテムが手に入るようになっていたり、逆に敵を素早く倒せれば、貴重なアイテムが手に入ったり、初心者でも上級者でも楽しめるような工夫がされている。

 バトルシーンも注目だ。キャラクターごとに異なる「召喚獣」を呼び出せるのはシリーズでもおなじみだが、「FF13」ではバトル中に条件を満たせ ば、「ドライビングモード」に移行し、人型から馬やバイクなどに変形してすさまじい動きで敵を攻撃する。その迫力は見るだけでも楽しめる。

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