Xbox 360 vs. PLAYSTATION 3 グラフィック比較
2008年冬版
PLAYSTATION 3（PS3）の発売から2年がたち、Xbox 360はちょうど3年が過ぎた。というわけで、前回われわれがグラフィック比較記事を掲載して以来、どちらのゲーム機でも各デベロッパー2作目となるゲームがお目見えしている。「Mortal Kombat vs. DC Universe」など、次世代ゲーム機1作目の開発作業もまだいくつか進行しているが、多くの開発スタジオは現世代ゲーム機用ソフトの2作目をリリースし始めている。例えば、Bethesda Softworksは、「The Elder Scrolls IV：オブリビオン」に続く作品として「Fallout 3」をリリースした（日本での発売はXBOX 360版が12月4日、PS3版は2009年1月15日）。開発者たちはXbox 360およびPS3用ソフトの開発経験を積んだわけだが、それはつまり、パフォーマンスの問題やグラフィック面での欠点を、もはやプラットフォームのせいにはできなくなってきていることを意味する。
第1回グラフィック比較記事においては、初期のマルチプラットフォームゲームではXbox 360版がPS3版に勝っているという結果が出た。Xbox 360がPS3よりも1年早く発売されたことがその要因だったが、第2回以降のグラフィック比較記事ではPS3が追い上げを見せた。そして今、両ゲーム機で発売されるゲームのグラフィックとパフォーマンスは、ほぼ同等と言っていいだろう。違いがあるとしても、それはテクスチャの解像度やアンチエイリアシングのわずかな違いであり、2つのゲーム機を並べてプレイし、数秒ごとにポーズして両者を比較しない限りほとんどの人は気付かないものだ。そしてわれわれは、まさにその方法で比較を行った。
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