カプコンが最近行ったプレス向けイベントでもっとも歓迎された発表の1つは、同社がPLAYSTATION 3(PS3)とXbox 360で「MARVEL VS. CAPCOM 2」を米国でリリースするというニュースだった。このタイトルはもともと、アーケードゲームとして2000年にリリースされたもので、その後まもなくセガ のドリームキャスト版が発売されている。その後、PlayStation 2(PS2)版が2002年に、Xbox版が2003年にそれぞれ発売されたが、純粋なファンには、オリジナルであるアーケード版のシステム基盤 「NAOMI」と同じシステムを利用しているドリームキャスト版が好まれていた。ありがたいことに、今回のPS3版とXbox 360版で使われているのは、ドリームキャスト/NAOMI版のコードである。両バージョンは2009年夏にダウンロード販売される予定となっている。カ プコンはこのイベントでPLAYSTATION 3上で動作する、同タイトルのプレイ可能なバージョンを展示しており、われわれは早速試してみることにした。
MARVEL VS. CAPCOM 2に馴染みのない人のために、簡単に説明しておこう。このゲームは、カプコンの格闘ゲームの中では最大級のキャラクター数を誇っており、X-Menなどの Marvelのコミックに登場するキャラクターの陣営と、カプコンのさまざまなゲームに登場するキャラクターの陣営に分かれた、全部で56人という大量の キャラクターが登場する。MARVEL VS. CAPCOM 2はキャラクターに2Dグラフィックを使用しているが、カプコンのゲームの中では唯一、NAOMIの機能を利用した、完全な3Dの背景とエフェクトを使っ ている。ゲーム内容の観点から言えば、同タイトルはVS.シリーズのシステムにいくつかの大きな変更を加えている。同タイトルでは対戦の形式を3対3の タッグチーム対戦に変更しているほか、標準的な6ボタン式から、攻撃ボタンを4つに減らし、残る2つのボタンをチームメイトを「援護」攻撃に呼び出すため に使う方式に変えている。
PS3版はドリームキャスト版に忠実に作られているようで、同じモードが利用できるほか、嬉しいことにオンラインマルチプレーヤーモードが追加さ れている。シングルプレーヤーモードでは、Arcadeモードでプレーすることができ、それに加えてTrainingモードで自分のスキルを鍛えたり、 Score Attackモードで腕試しをすることもできる。同ゲームのマルチプレーヤーオプションには、オフラインでの1対1のローカル対戦タイプに加え、ランキン グの対象となるscoreboardと、ランキング対象外のfriendlyという2つのオンライン対戦タイプがある。
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