あどせんす!

2010年12月30日木曜日

「ファイナルファンタジー XIV」新プロデューサー吉田直樹氏インタビュー(前編) 「新体制は合議制ではない」。強い覚悟で臨む新プロデューサーの開発ポリシーを聞く

「ファイナルファンタジー XIV」新プロデューサー吉田直樹氏インタビュー(前編)
「新体制は合議制ではない」。強い覚悟で臨む新プロデューサーの開発ポリシーを聞く


12月21日収録

会場:スクウェア・エニックス本社会議室

12月10日、スクウェア・エニックスが衝撃の発表 を行なった。代表取締役社長の和田洋一氏自らが声明を発表し、「ファイナルファンタジー XIV」の開発体制を一新し、Windows版の無料期間を延長すると同時に、2011年3月を予定していたプレイステーション 3版の発売時期の無期延期することを明らかにしたのだ。
「ファイナルファンタジー XIV」
12月10日に「The Lodestone」上で行なわれた発表。写真を見て意味を悟った人がほとんどだろう
「やっぱり」、「非常に残念」、「遅すぎる」。オンラインゲームファンは悲喜こもごもの様々な印象を抱いただろうが、見方を変えれば、「ファイナルファ ンタジー XIV」をこのまま終わらせないというスクウェア・エニックスとしての明確な意思表示であり、ポスト「FF XI」、あるいは純国産の次世代MMORPGを待ち望むオンラインゲームファンにとって、今回の発表は一筋の光明を見いだした出来事だと言えるのではない だろうか。
その重大な舵取りを和田氏から任されたのは吉田直樹氏。プロデューサーとディレクターを兼務し、コスト管理とコンテンツ管理を一手に担う、“特命全権プ ロデューサー”である。出身は意外にもオンライン開発チームからの抜擢ではなく、「ドラゴンクエスト モンスターバトルロード」シリーズのディレクターという、言わば畑違いの人材である。
今回は、就任間もない状況ながら、インタビューに応じて頂けたので、期待半分、不安半分で、その覚悟を聞きにスクウェア・エニックスを訪ねた。まだ新体 制への移行の過渡期ということで、具体的な内容については口が堅かったものの、彼自身実は大のオンラインゲームファンであり、質問の先手を打つような水際 だった回答ぶりや、ユーザー視点から演繹的に改善の必要性を明言する明快な開発ポリシーが非常に印象に残った。具体的なコミットは1月1日以降ということ だが、オンラインゲームファンにとっては大いに期待の持てるインタビューとなっている。
ロングインタビューとなったので前後編でお届けする。前編では吉田氏率いる新体制の開発ポリシーや吉田氏本人のオンラインゲームプレイ遍歴、そして気に なる「FF XIV」に対する現状評価、Windows版の課金開始時期、PS3版の発売時期などについて話を伺った。後編では具体的なゲームコンテンツの改良や拡張 の方向性について話を伺っている。ぜひ合わせて一読頂きたい。

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