「新体制は合議制ではない」。強い覚悟で臨む新プロデューサーの開発ポリシーを聞く
12月10日、スクウェア・エニックスが衝撃の発表 を行なった。代表取締役社長の和田洋一氏自らが声明を発表し、「ファイナルファンタジー XIV」の開発体制を一新し、Windows版の無料期間を延長すると同時に、2011年3月を予定していたプレイステーション 3版の発売時期の無期延期することを明らかにしたのだ。
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「ファイナルファンタジー XIV」 |
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12月10日に「The Lodestone」上で行なわれた発表。写真を見て意味を悟った人がほとんどだろう |
その重大な舵取りを和田氏から任されたのは吉田直樹氏。プロデューサーとディレクターを兼務し、コスト管理とコンテンツ管理を一手に担う、“特命全権プ ロデューサー”である。出身は意外にもオンライン開発チームからの抜擢ではなく、「ドラゴンクエスト モンスターバトルロード」シリーズのディレクターという、言わば畑違いの人材である。
今回は、就任間もない状況ながら、インタビューに応じて頂けたので、期待半分、不安半分で、その覚悟を聞きにスクウェア・エニックスを訪ねた。まだ新体 制への移行の過渡期ということで、具体的な内容については口が堅かったものの、彼自身実は大のオンラインゲームファンであり、質問の先手を打つような水際 だった回答ぶりや、ユーザー視点から演繹的に改善の必要性を明言する明快な開発ポリシーが非常に印象に残った。具体的なコミットは1月1日以降ということ だが、オンラインゲームファンにとっては大いに期待の持てるインタビューとなっている。
ロングインタビューとなったので前後編でお届けする。前編では吉田氏率いる新体制の開発ポリシーや吉田氏本人のオンラインゲームプレイ遍歴、そして気に なる「FF XIV」に対する現状評価、Windows版の課金開始時期、PS3版の発売時期などについて話を伺った。後編では具体的なゲームコンテンツの改良や拡張 の方向性について話を伺っている。ぜひ合わせて一読頂きたい。
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