世界最大のゲーム市場である米国で、任天堂の家庭用ゲーム機「Wii(ウィー)」やソニーの「プレイステーション3(PS3)」の7月の販売台数が前年から半減した。新たな人気タイトルが不足するなか、業界ではゲーム機の値下げへの期待が一段と高まっている。
米市場調査会社NPDグループによると、米国内のゲーム機の売上高は前年同月に比べ37%減の2億8094万ドル。ゲームソフトは26%減の4億3700 万ドルだった。機種別では、Wiiが55%減の25万2500台、PS3が46%減の12万1800台。米マイクロソフトの「Xbox360」は1%減の20万2900台だった。
7月の実績について、バークレイズ・キャピタル証券の長坂美亜アナリストは「全体的に想定以上に弱かった」と指摘する。大和総研の白石幸毅アナリストは「ゲームソフトの販売が今年は下期偏重なので、上期がこういう状況になることは予想できた」と語った。
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