第一精工 ノートPC・ネットブック向け好調
異彩を放っているのが新興市場の電子部品関連の中核株、イリソ電子(6908・JQ)と第一精工(6640・JQ)だ。両社は10日、第1・四半期(4―6月)決算と同時に中間期および今3月期計画の上方修正に踏み切るだけでなく、下期受注についても明るい材料を抱えている。

コネクターのイリソ電子は、今3月期売上高を従来予想比18億円超上回る183億9800万円(前期比5%減)、経常利益を同5億8000万円上回る11億9200万円(前期実績2億1500万円の赤字)へ上方修正。
「2月を底に3月から受注が右肩上がり。3月期末を控え在庫を持たない顧客企業が多く、その反動が4月に一気にきた。第2・四半期も引き続き順 調」(会社側)。具体的には、車載向けが期初計画に比べ回復基調にあるほか、液晶テレビの需要拡大に伴い、液晶テレビとビデオカメラなどを直接つなぐ 「HDMI」というコネクターも需要旺盛。デジタルカメラなどの据え置き型充電池向けコネクターも販売という。
さらに、クリスマス・年末商戦に向けてソニーのゲーム機「PS3」用コネクターも立ち上がる見通しにあり、ポジティブ材料を抱えている。イリソ電子 は従来からPS3向けにコネクターを納入してきたが、ソニーの購買方針変更(購買先集約化)に伴いソニー向け販売数量が格段に増加する見込みだ。株価は年 初来高値を再び塗り替え、歴史的安値圏からの戻り相場が続いている。
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